海の見える病院に赴任した新人看護婦。
そこは、重度の患者が
多く入院している小児専門の病院だった。
新人看護婦が目の当たりにする医療の現場。
医療従事者同士のすれちがう治療方針。
戸惑いながらも過ぎていく日々の中、
ひとつの家族が
どうすることも出来ない現実に直面した時、
夕日に染まる病棟に、ある歌が響き渡ったーー。
そして、 12 歳の義男は、
新たな中学校への転入を余儀なくされる。
さらに、引越し後間もなくして
父の転勤が決まり、義男と姉の和子、
二人きりの生活が始まる…。
慣れない環境の下、
彼に訪れた心の変化とは?
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北海道・苫小牧に実在するひとりの小児脳神経外科医、高橋義男。
多くの子供とその家族達の、命と心を救いつづける彼は、治療が終わった後も多くの患者に慕われる、魅力ある存在である。
そんな彼はいったいどのような道を辿り成長し、やがて人々に愛される医師となっていったのだろうか?
ひとりの人間としての彼の、過去から現在にいたるまでの ルーツを追う、懐かしい昭和を舞台とした少年時代~青年時代のエピソードと同時に、患者と患者の家族たちが、どのようにして病と向き合い、何を選択し、そして社会の中で生きてゆくのか…
そのリアルな「生」の姿を描いていく。
ひとりの「医師」の人生の歴史と、その「仲間(かぞく)」たちの物語がクロスオーバー(交差)する、感動のドキュメンタリー・コミック!
北海道で企画制作から印刷・販売まですべてを手掛け、実在の医師、実話をもとに緻密な取材を重ねて再構成した丁寧なストーリーや、細部までこだわった美しい情景・繊細な心理描写などは、漫画ファンならずとも必見。
巻末付録には、この漫画のモデルとなった高橋義男医師と医療機器輸入販売商社(株)の方との対談も収録!
十分な読み応えのある一冊です。
実在する一人の「医師」とその「仲間(かぞく)」の物語。
駄目だと言われてその気になるな…
別の道は見つけられる…
自分でそうすることができるんだ!
「君たちは、多くの能力を秘めている!」Dr.高橋 義男
第1話 -あるひとつの家族ー 海の見える病院
第2話 -あるひとつの家族ー 医療の現場
第3話 -あるひとつの家族ー 適応と適応外
第4話 -あるひとつの家族ー 惜別の歌
第5話 -青年編ー 仲間
第6話 -青年編ー オムレツ
第7話 -青年編ー 半人前